昨日の『ワールドビジネスサテライト』で、
面白い制度の紹介をしていました。
国内クレジット制度
専門家ではないので間違っていたらスイマセン。
京都議定書でのCO2を6%削減するという目標を達成するために、
CDM(クリーン開発メカニズム)というものがあるのですが、
それの国内版のようです。
従来のCDMは主として、削減義務のない途上国のエネルギーの効率化などを実現するプロジェクトから、削減義務のある先進国がCO2排出権を購入するという仕組みで、自国の努力だけで目標達成が難しいのでそれを補完するためにつくられた制度です。
これにより国、電力、鉄鋼などの大企業から1兆円あまりのお金が海外に出ていっているそうです。すごい金額ですね。
これを国内で還流させ、日本の義務は日本国内で果たすことを目指そうという目的で作られたのがこの、国内クレジット制度です。
途上国に代わって、中小企業がCO2削減を成し遂げた分の枠を、大企業が買い上げるという仕組みです。
ポイントは中小企業のCO2削減コストのと大企業のそれとの差で、すでにあらゆる努力をしてきた大企業に比べて、約10分の1のコストでCO2削減が実行できるというところにあります。
とてもよくできた仕組みで関心しました。
まだまだ1件1件が小口過ぎて買い手がつきづらいようですが、これもまとめて販売できる仕組み今後なっていく見込みです。
なにかを飛躍的に伸ばしていくためは全体最適の視点でつくられた仕組み作りが重要ですね。
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